日本のしつけ
日本では天皇の話をするとなぜか軍国主義とか超保守派とか言われ避けられることが多い。もちろん歴代の天皇は何度も他国と戦争をし、国民を窮地に落とし込んだこともあるが、負の部分だけで天皇の存在を善し悪しするのは感心しない。今回お話するのは明治天皇、皇后の合作である教育勅語のことで、これもとらえ方によっては誤解を受けることがある。「えっ!教育勅語で戦争中の教育方針のこと?」とか、「右翼団体の教育?」とか言われることもある。
実は教育勅語は数え年16歳で即位した明治天皇が、激しい国際化を迫られた日本のトップリーダーとして、国民の協力を得ながら近代国家を作る土台を作っていった中で、常に国民に向け、日本人として「大切」なことを簡単にまとめたノートにすぎない。内容はシンプルで分かりやすく、日常生活のあらゆる場面で実行できるポイントを押さえている。以下その内容だ。
1、親に感謝する。 2、兄弟仲良くする。 3、夫婦で協力する。 4、友達を信じあう。 5、自ら反省する。 6、博愛の輪を広げる。
7、知得を磨く。 8、公のために働く。 9、ルールに従う。 10、 祖国を守る。 11、伝統を守る。 12、手本を示す。
大人の場合、これをどう解釈するかは自分次第であるが、子供たちにはどう教え、実行させていくか、これつまりしつけの本質ではないかと考える。
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