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ILH代表黒部のブログ

中国問題、私の見解

今盛んに中国問題がメディアで取り上げられていますが、テレビを見ていると「本当に中国ってやな国、むかつく、もう中華街にも行かない!」っていうぐらいな気持ちにもなります。でも中国が有る限り、またグローバルな世界環境で日本を考えた時に、お付き合いはいやでもしていかなくてはならないでしょう。となるともう少し大人の考え方が必要かと思います。日本は昔から敵と決め込むと一切を否定てしまうところがあり、これが結局は敗北を招くと思うのです。アメリカは日本と戦争を始めた瞬間から、日本語教師を増員し、自らの兵隊に徹底的に日本語を教えました。日本が今、中国人はひどすぎる、領土は日本のものだといって、政府がやったようにいきなり「これは私の陣地!」なんてことをしてしまったので、しばらくは相手の熱がさめるまでこちらの出方を待たなくてはなりませんが、民間レベルで私達にできることは、もっと中国人の友達を作る事だと思います。そして相手の文化や考え方、また日本では習わなかった歴史や、中国の本当の姿を見直すことです。実際今の中国は富裕層と貧困層の差がありすぎ、これが日本をターゲットに爆発したという意見もありますが、情報の乏しい貧困層の人々の社会に対する不満は想像以上のものかと思います。民間ベースの外交とは、民間レベルの交流です。今日本にいる中国の留学生達もやっと日本に慣れてきたのに、この事件でいやな思いをしている人達がたくさんいます。彼らがどのような形で国に帰るかで、もっと遠い将来の日本と中国の関係が変わってきます。もし居酒屋で中国人グループと会ったりしたら、こちらから声をかけるぐらいの勇気、今の日本人には必要です。

フランスからの留学生

いまランゲージ・ハウスにフランスからの留学生がきてる。ルクセンブルに近い街METZという、聞いたこともない街の出身で、これから2年間慶応大学の工学部でロボット工学を勉強するらしい。昨日ビックカメラでロボット掃除機ルンバを見て感激していた。
ランゲージ・ハウスは2年ほど前まで海外留学生のホストファミリーをしていたが、近年学生の質がガタ落ちでコンピュータと秋葉原以外は感激もしなければ興味も満たない始末、おまけにパソコンのやりすぎでひきこもりになり、学校にも行かず、奨学金を打ち切られるなど、とても将来日本と自国の文化に貢献などできそうにない連中ばかりが続いたので、ホストを辞めた。今回は久々のホストだが、2週間という限定つきなので受け入れた次第だ。ところが、今回のギョーム君、ロボット工学専攻にしては、渋谷も秋葉原もあまり興味なく、日本の自然が大好きだとか。昨年2ヶ月間、下調べのために来日したときも、清里でウエイターをして日本語勉強したらしい。出身地がドイツ圏に近いせいか、整理整頓はプロ並み、アメリカ人学生が鶏の巣のような部屋にしていたことを思うと、親のしつけか、育った環境の違いにびっくりさせられる。ベットの上も掛け布団をきちっとたたみ、枕も朝になるとふっくらと整えてある。
ちょっとやり過ぎかなとおもうほどだが、今までが今までだったので余計目につくのかもしれない。ギョーム君いわく、「小さいころから当たり前に親から教えられて事をやっているだけだけど、何か変ですか?」さて、日本の子ども達が海外で評価されるしつけはいかに。

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