アメリカの大統領選と「グローバル」の意味。
アメリカの大統領選と「グローバル」の意味。
アメリカではトランプ氏とヒラリー氏の熱い選挙戦が繰り広げられている。すでに戦いは勝ち負け本位の相手を罵るゲームへと移行しているようにも思います。アメリカ国人はそんなショーを楽しんでさえいるようです。
ところで、先日の日経新聞に「アメリカは反グローバル化に向かう」と言った記事があったので取り上げてみたくなった。ランゲージ・ハウス幼稚部でもグローバル社会に強い子供達を育てるというコンセプトを大切にしている。ところがこの新聞記事を鵜呑みにすると、グローバル化は今後衰退するのではないか、イギリスもEU離脱を決めグローバル化とは反対の方向に進んでいるのではないかというようにグローバル化の将来を疑問視し、ならば今英語はやらなくてもというような考えになってしまう。しかしこれは非常に危険なことで、結果日本は完全に世界から置いてきぼりにされると危惧しています。
そもそもグローバル化をわかりやすく説明すると、国と国との隔たりや障壁が小さくなり、人や物の動きが活発になることで、経済活動、ひいては人々の生活を活性化することです。グローバル化は政治経済だけでなく、文化など人間生活におけるあらゆる側面で影響をうけることになります。もちろんポジティブな効果ばかりでなく、ネガティブな影響もありますが、どう考えてもても一度グローバル化した世界が大きく後退することはないように思います。
では、なぜアメリカが反グローバル化に向かっているのか、いえいえ、向かってなどいません。日本のメディアは両候補がTTPに断固反対している側面だけを取り上げていますが、アメリカのメディアはそのような捉え方はしていません。
なぜならアメリカ国そのものがグローバルな国なのですから、そんな国がグローバルに逆行したら国そのものが潰れてしまいます。日本の新聞ももっとアメリカの国を考察してから記事を書いてほしいと思います。
日本は多くの技術でグローバルな社会に貢献しています。しかし交渉の段階で多くの損もしています。なぜならば自分の言葉で交渉することができないからです。例えば特別な部品を作っている会社の社長が商品を売るために海外の企業と交渉を始めたとします。通訳は社長さんの言葉をそのまま訳しますが、社長さんの情熱や理念は伝わりません。これが伝わればもっと有利な交渉ができるのです。私も日本企業の海外事業部で仕事をしていましたが、社長の熱い思いを相手に伝えることの難しさを何度も経験しました。
これからの子供達にグローバル社会のパスポートを与えるには、打たれ強さとぶれない自分力、そしてコミュニケーションツールとしての英語です。このツールの基本は幼児期です。英語のコミュニケーションをどのようにとったらいいのかは感性の発育期である幼児期です。英語は話せるだけ、書けるだけ、読めるだけでは使えません。その時々の状況にあったコミュニケーションを取れる能力、これがこれからの英語に求められます。
グローバル化に逆行したらスマホは私たちには手の出ないほどの高額なものになります。いろいろな国の技術が結集してユーザーが購入しやすいものになっています。スマホもこれからもっと変化していくでしょう。ラインなどのSNSも進化していきます。これを作る人、使う人、売る人、買う人は今の子供達です。グローバル化はもっと進化します。これに食うか食われるかは本人の人間性です。ランゲージ・ハウスに携わった子供達は100年先も力強く生き残るそんな
現実は必ずくると信じています。
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