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ILH代表黒部のブログ

東京オリンピックと英語教育

東京オリンピックの開催が決まり、日本中が沸き立っている。サーフィンに例えるならRide on!というところだろう。
このBig wave に乗って日本の英語教育も大きく変わって欲しいと思っている。先月横浜市長選のおり、林市長と会話を交わした。「市長、日本で一番英語教育水準の高い街横浜を目指してください。」「あら、小学校ではかなり改善が進んでいると思いますけど。」「市長、現場をご存じない。あれで子供たちが英語を話せるようになったら、私は逆立ちしながら横浜中を歩きます。」「では、あなたの案を持って来て下さい。」話はそこまでだったが、私は本気で市長に具体案を提出するつもりである。
1964年、東京でオリンピックが開かれたとき、私は小学生だった。ちょっとませていたので親戚のお姉さんからビートルズの歌を聞かされ、一体何を歌っているのか知りたい一心で英語に取り組んだ。小学校で英語を教えてなど全くなく、中学でI have a penというのが当時の英語事情だった。海外はあこがれの空の下、学生の間ではMade in U.S.Aがなんと言ってもブランドであった。商店の看板もほとんどが日本語で書かれている時代だったから、英語の看板を見るとワクワクした。ちなみに当時沖縄はアメリカであった。車は左側通行、看板はすべて英語の那覇の街は日本から一番近いアメリカだった。つまり、英語は自分をよその国に連れて行ってくれるツールみたいなもので、街に英語が溢れていないぶん、私たちは英語に対していつもにハングリーだった。英語を見つければ食らいついた時代である。
話を英語教育にもどす。現在小学校で行われている英語教育(とよべるとは思えないが)の現状を、少なくとも横浜市は改善し、7年先のオリンピックを目標に、英語教育改正を行うべきである。今10才の子は17才になる。立派にボランティアができる年齢である。英語のボランティアは、海外などで教育を受けた子弟たちの仕事とされていたが、このオリンピックを機会に国産を送り出すべきである。また、現在オリンピック強化選手と言われる子供たちも、選手村で外国選手と情報交換できるツールとしての英語をぜひ身につけて欲しい。
英語教育は民間の仕事とするには限度がある。また対象も限られてくる。国際都市と宣言する横浜は、行政が率先して英語教育を推進することをしなければならない。今はまだ箱の中が空っぽの国際都市横浜。オリンピックの波にうまく乗って欲しい。

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