日本テレビ取材裏話
日曜日に放映された「シューイチ」でのランゲージ・ハウスですが、さすがプロの編集はスゴイと思いました。今回の取材にあたってのキーワードは「パフォーミングアーツ」、日本ではまだ教えているところが少ないのと、訳すと「芸能」になってしまうためか、幼児教育との接点はどこ?という謎解きに日テレさんは翻弄されたようです。確かにスポーツ教育なら跳び箱とマットで絵になるし、モンテッソリ―なら道具を移せば理解してもらえます。ところがパフォーミングアートはミュージカルクラスでもないし、ヒップポップでもない、合唱団でもなければ、劇団でもない、となると・・・「これって視聴者に理解されないですよね。」ということになり、いったいどこにカメラを向けていいかわからないといった状態からのスタートでした。そこで、私は担当者に熱い思いを書いたメールを送りました。
「日本は教育というと、1+1=2ということでないとだめなようですが、ときには1+1=3という教育もあります。2までは教えられたもの、あとの1は教えられた結果、自分で考え創りだしたものです。パフォーミングアートは一般の数式から、どれだけ自分でクリエイトでき、それが自分の力や自信になってくるかを目指すものです。」 このメッセージが伝わったどうかはわかりませんが、画面では子供達の表情や動きが自然に映し出されていたので安心しました。私の子供達が登場してきたのも、イメージに近づけるための苦心の策だったようです。夜の10時にピンポン「日テレです。夜分申し訳ございません。」といって昔の重い写真アルバムをかついでいきました。なんと電車できたとか。プロ意識、アッパレです。 当初、中山さんとの会話部分には台本があり、私のセリフも決まっていました。でもどうも自分らしくない言葉や場作り、ならばforget it! do just as I do ってことで、アドリブ100%で本番となりました。中山さんには、小雨の中、デッキから海賊船に移動となって、スタッフが中山さんのくつを持ってきたのですが、「あっ、すみません、デッキは土足厳禁なのではだしになってください。」とくつしたを脱がせたり、キーズ先生、アンナ先生の間に入ってもらった時も、「日本の役者の表現力を見せつけて下さいよ。」とお願いしたりと、まあ、私も昔ジャーナリストをやっていたので、人を動かすすべは心得ているつもりです。次回は幼稚部をフォーカスしてくれる番組に声をかけられるように頑張ります!
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