アメリカの大統領選挙に思う事、教育に予算を!
アメリカの公立小学校には図工の時間や体育、音楽の時間がないところがたくさんある。いつごろからか共和党政権になったときに、公立学校への予算が大幅に削減され、感性を教育するカリキュラムが大幅に減った。このころに育った子供達が今、大学生ぐらいになり、アメリカの社会に暗い影を落としている。感性が磨かれないままに教育を受けた子供達は、例えば自然を見た時に「たいくつ」と思う。逆に感性豊かな子供達は「美しい」と思う。退屈と思った子供達は、自然がどうなろうとお構いなし、自分の生活には関係ないと切り捨てる。美しいと感じる子供達は自然の大切さを知り、自分に何ができるかを考える。音楽の時間を経験していない子供達は音楽の選択肢が狭いので、自分の嫌いな音楽は雑音に聞こえる。体育で自分の体力へのチャレンジを知らない子供はやる気のない子供になっていく。図工を経験していない子供達は、自分の手で表現できるすべをしらないから手はゲームに使うことと考える。今アメリカの大統領選挙が終盤になり、共和党のロムニー、民主党のオバマと両者接戦を繰り広げているが、彼らがアメリカの教育の原点に返り、若者を国の将来を見つめて育てていくことをしない限り、この大国はローマ帝国のニの前を踏む運命はさけられないだろう。日本は少なくともこれ以上アメリカの真似はしなくていいと真剣に思っている。
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