September song
9月、しかしまだしっかり夏の暑さが続きますね。でもすこしづつ秋の気配を自分に取り入れると、ちょっとだけ落ち着いた気分にもなります。ニューヨークも9月のマンハッタンなどはギラギラの暑さ、でも3ヶ月もの長い長い夏休みが明けて、やっと学校が始まる頃、お金持ちたちも犬やお手伝いさんを連れてサマーハウスから戻ってくる高級車の渋滞が始まるのもこのころです。 ニューヨークの9月でステキなことは、アートギャラリーのオープニングや、美術館のイベントがたくさんあること、子供を連れてのギャラリーめぐりも楽しいアトラクションでした。ギャラリーめぐりといっても夕方から始まるオープニングパティーにちょっとオシャレして、でも子連れで出かけていき、ワイワイとした中でワイン片手に知らない人とアート談義をすることです。ベイビーはそこにいる人たちの中を泳ぐように抱かれ、抱かれ、泣き始めたら私のもとに戻ってくるという、ちょっとワイルドですが、ニューヨークらしい光景です。そこで流れている音楽クラシックからジャズまで、ひたすらニューヨークらしい音楽ばかり。なぜか9月になるとDinah Washingtonのしっとりとした
曲が多かったのを覚えています。ダイナ ワシントンはエラフィッツ・ジェラルドやサラボーンとならぶ大物女性ジャズシンガーで、ブルース調の歌いかたが個性的です。代表曲にWhat a different a day made という有名な曲があります。9月のマンハッタンのどこからも流れてくるようなメロディー、子供たちがベットでスヤスヤしているころ、そっとご主人と聞いてみるのもいいですよ。 いつもとは違った自分たちを発見できるかもしれません。
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