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ILH代表黒部のブログ

2014年度入園式

2014年度の入園式が本日執り行われました。2012年の創園時は2名だった園児さんが、13年度に14名、そして今日、総園児41名で新しい年のスタートを切りました。今日の入園式でお話させていただいたこと、ブログを読んでくださるみなさんともシェアしたいと思います。同時にもう一度自分自身にも問いただすことで、ランゲージハウス幼稚部の進む方向を確かめたいと思います。
 入園式で最初にお話したことは、今日からランゲージハウスの子供達として迎え入れる園児さん達に対する絶対的な愛情です。ランゲージハウスのミッションはグローバル社会に強く生きる「自分力」とその一つのツールとしての「語学力」を鍛えることです。ただそれを行うにあたって大前提となるのが「愛情」です。愛情なくして教育は始まりません。これは親の愛情なくして家庭でのしつけが始まらないのと同じです。ランゲージハウスという「家」で今後多くの時間を過ごす子供達にまず必要なものはスタッフの愛情です。一人一人の子供達に向けて、この子を良くしたい、この子にこうなってもらいたい、これを見てもらいたい、これを食べてもらいたい、これを聞いてもらいたい、これに触ってもらいたい、こららすべてが愛情です。またご両親には、お家で子供達と過ごす時間が短くなる分、愛情のクオリティーを上げてほしいと思います。学校と家庭、この二つの世界で受ける愛情の密度が濃ければ、子供達は安心し、人の話を聞き、自分の言葉を口にし、集団生活の中でいろいろなことを学んでいくことができます。
 この愛情を持って次に挑むものが「自分力」への挑戦です。30年前は英語が話せるということが能力とされてきましたが、今は英語を活かせる能力が求められています。例えば最近シンガポールで行われた「グローバル社会の教育を考える」というシンポジウムでは、課題解決能力と対人関係構築能力がグローバル社会を大きくリードしていくだろうと発表されています。つまり英語が話せることは当たり前の前提として、このような能力が問われているのです。
 私は将来ランゲージハウスの卒園児が一国の首相や世界をまたにかける外交官、あるいは特殊技術を開発する研究者など、世界で活躍する時が必ず来ると信じています。この将来のために、けして早すぎるとは思わない教育を提供していくのがランゲージハウスの役割かと思っています。世の中は日々変化しています。幼稚園は子供達が楽しく遊ぶ所というのは不変ですが、それだけでは完結しきれない部分も今の幼稚園機能には必要だと考えています。時代に適応した役割を幼稚園が担う為に、私たちスタッフ一同、深い愛情と、将来の変化に対応できる柔軟性をもって明日からの教育をスタートさせたいと思います。

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